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SS
だってアイツの手は絶対に、

俺を救ってくれるから






Lotas Dream





つめたいからだ
ていこうのあと
つんざくいたみ




ザーーーーーーーー

(なんでここに来ちまったんだ。)


吐き気がする程見慣れたいつもの扉の前で、小さく毒づく。
俯けばポタポタと髪から滴る水滴 あぁこんなに降られてたのか。
ぼんやりと自分が来ただろう道を振り返れば足跡からも容易に想像がつく危うい足取り。
どこをどう逃げてきたのかも分からないおぼろげな寸前の記憶

足元からじわりじわりと水がしたたり、自分が立っているコンクリートの色を変える。
 
 じわり、

穴が開くように。

   じわり、

いっそ、穴から手でも出て俺を地獄へ引き釣り込めばいいのに。
ぼんやり眺める間にもゆっくり穴は広がって。

     じわり、

「・・・・・」

        じわり、

          
        良い子だ、恐くないよ。すぐにヨクなる・・・

「ッ!!」

逃げ出すように一歩後ろに下がった。
しばらくすればそこにも穴が開く。

足元がゆらぐ、
抜けていく、 堕ちる、
ひきづられる、ひきもどされる ?


あそこへ  ?




唐突に。
獄寺は自分の体を抱きしめた。
「・・・ッ!ハッ、」
震えが止まらない。
さむい?こわい?

わからない


こわい、こわいこわい!
体の中を何かがはいずる、なめまわす、ねぶる



ズキリと痛んだ両手首

(ああそうだ、)


俺は。






「何やってんだお前」





つめたいからだ
ていこうのあと
つんざくいたみ





ねぇ ドクター。





そろそろ壊れてしまいたいよ。
Secret

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